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DATE : 2024/11/28 (Thu)
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DATE : 2008/09/17 (Wed)
アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の
救済を米連邦準備制度理事会が?


アメリカ証券大手リーマンブラザーズの
経営破綻の衝撃が落ち着かないまま、

アメリカの保険最大手AIGの
経営不振の話題が入ってきたのですが、
リーマンブラザーズの場合と明確に違う事があります。

それは、公的資金による救済の有無。

前者のリーマンブラザーズは一切無かったのに対し、
後者のAIGには、約9兆円の公的資金投入。


なぜリーマンブラザーズには
公的資金が投入されなかったのか、
アメリカとしての見解のひとつとして、

「悪化していく経営に対して
対処できる時間的余裕があったはず」

としています。


しかし、世界130ヶ国で展開する
超々巨大な保険会社が破綻してしまえば、
現時点でも深刻な脆弱さを露呈している金融システムに、
致命的な打撃を与えてしまいかねず、
その結果、世界的な金融恐慌を引き起こすと
予想されたようです。

確かに、取り扱い商品が保険であることから、
日本でも、AIG傘下のアリコジャパンへの
問い合わせが殺到しているそうで、

(実際には経営資金が別なので悪影響は無し)

一般消費者への悪影響も明白ですから、
公的資金の投入は妥当と言えるでしょう。


このことから、いかにリーマンブラザーズが、
日本国家予算並の資産を持っていようとも、
所詮は、ひとつの証券会社。

世界的金融保険グループであるAIGを
切り捨てる事はどうやっても出来ないというわけです。


まぁ、時期が重なっているだけに、
リーマンが不憫に思えるのも事実なんですけどね。



白川方明日銀総裁は17日、
金融政策決定会合後の記者会見で、
米連邦準備制度理事会(FRB)が、
経営不振の米保険最大手
アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の
救済を打ち出したことに関して

「金融システムの信用確保の上で最善の判断」

として評価したとの事。


AIG救済、FRBの判断を評価=国内金融システムへの影響限定的
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000140-jij-int

金融システムの経済学
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